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 夢の光景-3 

 先日、そばつゆのことを書いたら、新潟在住の友人J.T氏から、
 昆布や鰹節で出汁をとっているうちは、まだまだ青い、というメ
 ールをいただいた。
 おれは、青年であるから、青いといわれてもうれしいくらいであ
 るが、実はJ.T氏の書かれていることは、至極もっともなことな
 のだ。
 禅寺で、典座(てんぞ・炊事係)を長く務められた方からうかが
 った話であるが、来客時などをのぞき、普通は出汁は使わな
 いという。
 例えば、昼食はうどんなどが多いそうだが、醤油1、水4の割
 合で、いったん沸かし、それに、大根おろし、生姜、ネギ、すり
 ゴマなどの薬味があれば、それで十分だというのだ。
 おれも、当然なんどもやっているが、冬は釜揚げ、夏は冷水に
 とり…と、それはそれは、美味いものだ。
 名前は忘れたが、イタリアンの巨匠が、スープなどは不要、水
 で十分、といっているのを何かで読んだが、やはり「水」は偉い。
 初秋のような涼しさ
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 久しぶりにチョコレート(ロール)ケーキを焼いた。
 見た目よりも、ホントにうんまい。

 知人から、泡盛りの古酒に漬けこんだ「とうふよう」を頂戴する。 
 晴れ上がった夏の休日、凍らせてあるビアグラスにクラッシュ・
 アイスを目いっぱいつめ込んで、それにテキーラを注ぐ。
 爪楊枝でとうふようの縁から、突っつく。
  ちょこっと舐めて、クイと飲る。
 なんという幸せ。

 エネルギー政策として、ドイツとイタリアは原子力発電を基本に
 置くことを止めた。
 ドイツとイタリア、日本は、第二次世界大戦の敗戦国である。
 思うに、アメリカを筆頭に、戦勝国は戦後のエネルギー政策を
 牽引してきた。基本的には原子力発電である。そのエネルギー
 政策の上に、大量生産と大量消費を推し進めてきた。
 それを考え直そうというのである。
 敗戦国が、戦勝国に追随する必要はない。
 気持ちを静める行為としての菓子作り
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 夢の光景-2 

 台風一過のドピーカンとまではいかぬが、晴れ。

  磯崎新は、次のように書く。

   3.11のあとに読むべき本はありません。読んでも無駄です。
   この日本列島において、社会の全面的な制度設計をやりな
  おさなければならにことは、1995年以降わかっていたのに、
  何もやらなかった。今更あわてて読んで、何の役に立つという
  のですか。
        
     
 「ルイジ・ノーノ『進むべき道はない、だが進まねばならない……アンドレ
        イ・タルコフスキー』(2011.07『』現代思想7月臨時増刊号)

 
3.11以降、お店の開店もあって、ほとんど活字を読むことはなか
 った。
 読んでも仕方がない、という感情が支配していた。
 数えきることが不可能なほどの、喪われた生命への悲嘆の前で、
 あるいは、絶望的な瓦礫の前で、書物は(それを読むことは)、何
 かの意味を持つのか。
 しかし、つい最近になって、書物は(あるいは、それを読むという
 行為は)、個体として生命時間を遙かに超えて存在し続けている、
 という当たり前のことを想い起した。
 書物は朽ち、時には焼き尽くされ、しかし、現に、父が赤鉛筆で傍
 線を引いた本が、わが手許に残され、おれは、父が読んだ時間を
 思いながら、その本を読むことがある。
 父はとうに亡く、しかし、おれは父が読んだ本を読むことによって、
 父の生を受け継いでいるのかも知れず。
 人間の生命と書物の生命。それは、相互に照射しあっているのか
 もしれない、そんなことを考えた。

 R.Sさん、いま、どこにいますか。
 かすかに、遠くでヒグラシが鳴く。
 
 台風一過
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 夢の光景-1

 先日のお休み、大船のbook・offで、工藤美代子の、
 『もしもノンフィクション作家がお化けに出会ったら』
 (メディアファクトリー/2011/05)をついつい買ってしま
 った。

 おれは、宗教を、ましてや宗教運動なんぞを信じては
 いない。
 しかし、自分が生きるこの世の他に、別世界があるこ
 とは信じている(脳内に)。
 おれは、生まれつきの鈍感体質なのか、お化けにも
 幽霊にも、UFOにも遭遇したことはない。
 おれは、そのことを幸いだと思い生きているが、この本
 はけっこう怖い。読みながらザワザワする。
 途中で、読者を怖がらせる技巧が見えてきて、興ざめ
 するが…。

 昨日、今日と「寒い」。このまま秋になってしまったら、
 という冗談が、昨夜は連発された。
 葉山に在住の、加藤正子嬢は、蝉が鳴かないことを、
 3.11とついつい繋げてしまう、と書いていたが、だれ
 もそんなことはいわないが、そういうふうに連想してい
 るに違いない。
 加藤夫妻は、歩こうと思えば歩ける距離に住んでいる
 のに、おれんちに遊びに来ようとはしないのだ。
 なにかされるとでも思っているのだろうか。

 真夏の怖い話
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 いつ撮ったのか覚えていない。
 牧野さん、帽子作家のスソさんの顔が写っている。 

 過日、『えびな書店店主の記』(四月と十月文庫1)の刊行
 を記念して、神田神保町の東京堂書店でトークイベントがあ
 った。
 写真は、その後の打ち上げ。会場は、明治30年(確か)に
 創業した鳥すき焼き「ぼたん」。20数年前に、なにかの忘
 年会をここでやって、話に夢中になり、鉄鍋をこがしてしま
 い、ひどく女中さんに叱られて以来だ。
 席は、右隣りが、朝日出版社の赤井さん、右隣りが南陀楼
 綾繁さんで、あまりにも楽しく、楽しければ酒はぐんぐん進み、
 今となっては無礼のなかったことを祈るばかりである。
 神田の古書店主も沢山来られていて、そのなかに、喇嘛舎
 (らましゃ)の長田さんの顔を見つけご挨拶した。

 原田芳雄が亡くなった。
 東北沢に住んでいた頃、夕方、通りを歩いていると、向こう
 から、時代がかったというか、行者のような人が、ゆったりと
 歩いてくる。原田芳雄だった。

  前にも書いたが、原田芳雄の歌では、『"りんご追分"歌うな
  よ』が好きである。
 映画は、『祭りの準備』。
 http://www.youtube.com/watch?v=jHk3osGLrxU 

  原田芳雄が死んだ。
 次の次の次くらいは、おれたちの番だ。
 原田芳雄
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 逗子海岸。

 一人の家に一人で帰る。
 台風とかで、雨、時おり激しく降る。 

 ある人から電話。

  今、オーネット・コールマンの「淋しい女」をきいてんだけどさ、
  ほんとに淋しいね。

 こんな電話をもらって、楽しくなる人がいるのだろうか。

 今年初めてヒグラシが鳴く。
 2011年7月18日、夜
| - | comments(0) | trackbacks(3) |

 立ち飲み屋「ヒグラシ文庫」日乗。 

 3時に寝たのに7時過ぎに目が覚める。身体が重い。
 深夜、チーズとパンを食べたせいか、食欲が全くない。
 しかたがないので、掃除・洗濯をし、風呂を洗う。
 「蕎麦つゆ」が無くなっていたので、「かえし」をつくる。 
 「蕎麦つゆ」というのは、「かえし」と「出汁」からなって
 いる。かえしは、醤油、砂糖、味醂を煮立つ寸前まで
 熱を加え、これを7〜10日ほど寝かすのだ。

 冷蔵庫に「茗荷」があるのを思い出し、わが廃園には
 びこる三つ葉、それに青シソを薬味に、冷たい「五島う
 どん」を食べる。
 真夏になると「五島うどん」「素麺」「冷汁」ばかりを繰り
 返し食べる。
 こうして、日々はゆく。
 真夏の日々
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 真夏である。久しぶりの渋谷。

 蝉が鳴かない、と幾人かの人がいう。
 どういうことなのだろうか。少なくとも、おれが住む谷戸では、
 まったく鳴かない。
 例年は、いつから鳴くなどという、具体的ななにかがあるわ
 けではないけれど。

 政治家は、特に権力を持った人は、なぜあのように顔が「醜
 悪」になるのだろうか。
 菅直人を嫌いな人は多い。おれの周囲では、「奴を高く吊る
 せ」とまでいう人がいる。
 何度も書くが、おれは、菅直人に一縷の希望を託している。
 「原発解散」である。解散して、国民投票のような形で、わが
 日本国は、原発に依存していくのか否かについて、はっきり
 してもらいたい。
 国民の大多数が、原発依存はいやだ、ということになれば、
 代替再生可能エネルギーの開発を国是にすればよいと思う。
 それに基づいて、産業構造を変え、ライフ・デザインを再度つ
 くりなおしていく。
 おれが言っても、なんの意味もないが、おれは、頑なにそう
 思っている。

 昨夜、お店が終わってから少し飲む。気持ちが急に消沈する。
 月夜の道をとぼとぼ歩く。
 
 蝉が鳴かない
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 久しぶりの横須賀・興津屋。

 R.S氏と横須賀で合流。ヒデヨシ→興津屋→銀次といういつもの流
 れ。途中、酩酊→覚醒を何度も繰り返す。

 興津屋の壁に、日めくり式の格言が貼られていた。 

   不幸は事を過大に感じ易く
   倖せは案外見落としている。

 深々と噛みしめる。
 おれも倖せをぼろぼろ落してきたのだろう。

 思い立って、塚本邦雄の古い本を引っ張り出す。
 『星月夜の書』(湯川書房/1981)。
 一月から十二月までのモノガタリ仕立てになっていて、そのなかの
 七月の章の題は「空蝉」。
 最初に短歌が一首。

 金箔のごとき夕光(ゆふかげ)頬をうつせみよりうすし君のかたびら

 何度か、くちずさんでいるうちに、眠りに落ちる。
 R.Sさん、ありがとう。
  
 半夏生
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 街灯・坂道・夜。 

 瀬尾幸子Night一夜瀬目終了。
 瀬尾さんがつくったメニュー。

  ・鳥ささ身葛まとめ
  ・小鰺南蛮漬け
  ・もやし、ユカリ炒め
  ・スパ・サラ
  ・夏野菜塩水漬け

 これら、飲み屋料理の定番を、手際よくちゃっちゃとつくる。
 当然にも全量売れ切れ。

 菅直人が、原発再稼働にストップをかけた、ということから
 くる混乱に関して、陳謝したという。
 菅も政治家であるな、と思う。
 おれに言わせりゃ、ストップをかけるのは当然である。
 管に、原発解散をしてもらいたい。
 日本は、今後、原発に頼ってやっていくのかどうかの国民
 投票になるのではないか。

 だれもがいうことであるが、日本の政治の貧困さは目に余
 る。それらの政治家を選ぶ、われわれの貧しさの反映であ
 るが。
 3.11以降、「言葉への信頼」はどこかへいってしまった、か
 のようである。
 瀬尾幸子Night
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